「給料上がったのに、なんでまた金欠?」
そう思ったこと、ありませんか?
実はそれ、“パーキンソンの法則”っていう心理のワナにハマってるかもしれません。
この法則、簡単に言うと「収入が増えると、支出も自然に増えちゃう」ってこと。
つまり、稼ぎが増えても、気づけば全部使っちゃうように人はできてるんです。
放っておくと、いつまでもお金は貯まりません。
でも大丈夫。
この法則を知れば、お金の使い方がガラッと変わります。
「なんでいつもお金が残らないんだろう?」と思ったあなた、まずはこの記事を読んでみてください。
収入が増えたのに貯まらない理由
「収入が増えたら、もっと貯金できるはず」
そう思っていたのに、なぜかお金は相変わらず手元に残らない…。
むしろ生活レベルが上がったぶん、前よりもカツカツに感じることすらある。
この“不思議な現象”には、明確な名前がついています。
それが、パーキンソンの法則の中でもお金に関する有名な一節、
**「支出は、収入の額に達するまで膨張する」**という原則です。
収入アップの落とし穴:支出のパーキンソンの法則とは
この法則は、もともと組織や時間に関するものとして知られていますが、お金の世界でも恐ろしいほど当てはまります。
たとえば、収入が30万円のときは、家賃や食費、趣味もある程度節制していたのに、40万円になった途端、ちょっといいマンションに引っ越し、外食の回数が増え、服やガジェットにも手が伸びるようになる。
気がつけば、「収入が増えたぶん、支出もきっちり増えている」状態。
つまり、稼ぐ金額に合わせて生活コストも自動的に“膨らんで”しまうのです。
収入が増えても自由になれない理由
この現象が厄介なのは、無意識のうちに起こるということ。
収入が上がると、人は「自分は前より頑張っている」「もっと快適に暮らしていいはずだ」と感じるようになります。
その感情が、支出の正当化につながるのです。
そして厄介なことに、支出の増加には“慣れ”が伴います。
一度上げた生活レベルは、簡単には下げられません。
これが、いわゆる**「ラットレース」**の正体。
どれだけ昇給しても、生活の質を上げ続ける限り、自由なお金は増えず、働き続けなければならない状態が続きます。
支出を制する者が自由を手にする
では、どうすればこの「お金のパーキンソンの法則」から抜け出せるのでしょうか?
答えはシンプルです。
**「収入に関係なく、支出を意識してコントロールする」**ということ。
たとえば、収入が増えたぶんの一定割合を先取り貯金したり、
生活費のベースラインを上げないように意識したり。
一度ライフスタイルを見直すだけで、「残るお金」は確実に変わります。
重要なのは、「いくら稼ぐか」ではなく、「いくら残せるか」。
パーキンソンの法則を知った今こそ、自分のお金の使い方を見つめ直すチャンスです。
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