投資を始めたい。でも何を選べばいいのか分からない。
「インデックスファンド」と「アクティブファンド」、名前だけは聞いたことがあるけれど、違いがよく分からない──。
実はこの2つ、選び方を間違えると将来の資産に大きな差が生まれる可能性があるんです。
そして驚くべきことに、アクティブファンドの約9割は、インデックスファンドに勝てていないというデータも…。
なぜ多くの投資のプロが「インデックスファンドこそ最適解」と口をそろえるのか?
今回は、投資初心者でも迷わず選べるように、両者の違いと最終的に選ぶべき道をわかりやすく解説します。
投資を始めたいけれど…
これから投資を始めようと考えている方にとって、「インデックスファンド」と「アクティブファンド」という言葉は、最初につまずくポイントかもしれません。
「どちらを選べばいいのか分からない」という声もよく聞きます。
ですが、それぞれの特徴を理解すれば、自分に合った投資のスタイルが見えてきます。
インデックスファンドとアクティブファンドの違い
インデックスファンドとは、市場全体の動きを表す「指数(インデックス)」に連動する運用を目指す投資信託のことです。
たとえば「日経平均株価」や「S&P500」といった代表的な指数に合わせて、同じような銘柄に分散投資をします。
運用は機械的でシンプル。そのため手数料(信託報酬)も低く抑えられています。
一方、アクティブファンドは、ファンドマネージャーが市場の平均以上のリターンを目指して銘柄を選定・運用するタイプの投資信託です。
「この企業は伸びる」と判断すれば積極的に投資し、時には頻繁に売買も行います。
結果が出ればインデックスファンドを上回るリターンが期待できますが、その分手数料も高めです。
実は多くのアクティブファンドが負けている
ここで重要なのは、「実際にアクティブファンドは市場平均を上回れているのか?」という点です。
さまざまな調査によると、長期的に見るとアクティブファンドの約9割がインデックスファンドに勝てていないという結果が出ています。
つまり、コストをかけてプロに任せたとしても、多くの場合は市場平均にも届かないのです。
その理由の一つが「高コスト」です。
アクティブファンドは運用に人件費や分析コストがかかるため、信託報酬が高くなりがちです。
たとえ市場平均を上回るパフォーマンスを出しても、コスト差で結果的にインデックスファンドより低いリターンになることも少なくありません。
初心者にとっての最適解とは
こうした事実をふまえると、投資初心者にとって最適な選択肢は明確です。
「低コストのインデックスファンドに、長期・分散・積立で投資し、保有を続けること」。
これがシンプルで再現性の高い、堅実な資産形成の方法です。
短期的な値動きに一喜一憂せず、コツコツ積み立てていくことで、時間を味方につけた複利の効果がじわじわと資産を育ててくれます。
迷ったときは「市場平均を味方につける」インデックスファンドを基本に考えると、長期的には大きな失敗を避けやすくなります。
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